2025-13-022025-13-01
2024年は私の鉄道模型作りの人生に於いて,3Dプリンタを初めて導入し,製作を開始した大きな転換点となった年でした.
 初作としてJR東日本のE657系を製作しました.車体および床下機器,屋上機器全て3Dで製作しました.3DCADはDesignsparkmechanicalを使用していますが,習得するのに数カ月かかりました.きちんとしたマニュアルがあるわけではないので,経験者に話を聞いたりYouTubeを見たりして覚えました.
 E657の10輛編成の完成後は3Dプリンタの特徴であるN倍化を生かした貨車の編成を製作しました.三岐鉄道のホキ1000の16輛編成や安中貨物のタキ1200の12輛編成+トキ25000の6輛編成,さらに旧安中貨物のタキ15600の12輛編成+トキ25000の6輛編成等を製作しました.写真ではE657系とタキ1200とタキ15600を紹介しています.
 これらのホキやタキはペーパーや真鍮で多数作ろうとするとハードルが高いのはご承知の通りだと思います.3Dで製作すると手摺や梯子なども一体で成型でき,サポートを外すのは面倒ですが,それさえ終われば後は塗装とデカールの貼付だけですから量産化は比較的容易です.
 専門の部品メーカーが高齢化と後継者不足で廃業が進むなか,これからは3Dプリンタが普及していくものと考えられます.皆様も是非トライされてはいかがでしょうか.