2024-014
2023年は私の鉄道模型作りの人生において,斬新な新型車輛をペーパースクラッチで製作するということに連続して挑戦した思い出深い年になりました.
 JR西日本の屋上に多数のカメラや計測器を配置した特徴のある総合検測車DEC741系(本誌2023年10月号,紙成模型塾に掲載)に始まり,JR東日本のバラスト運搬用の電気式気動車及び運搬車GV-E197系及び二酸化炭素排出ゼロを目指して開発された水素燃料電池車FV-E991系(本誌2024年2月号に掲載),しめくくりは東武鉄道の新型特急スペーシアXです.
 スペーシアXは昨年の夏から営業運転を開始しましたが,胡粉をイメージした青みがかった白を基調に白黒はっきりとしたモノトーンでまとめられた流麗なスタイルで颯爽と走り去る姿はとても素晴らしく,私の模型製作意欲を大いに掻き立てました.
 本誌2023年8月号にModelers FileとしてスペーシアXが取り上げられたのをきっかけに製作を開始し,最優先で年内完成を目指しました.そのかいあって年越し運転に間に合わせることが出来ました.今ワイン片手に自宅のレイアウトを快走するスペーシアXを眺められるのは感無量です.