2024-009-01
2024-009-02
軽便から16番に回帰して早7年目を迎えた年越し運転は,秘蔵の独・フライシュマン製プロフィーレールを引っ張り出し,R356.5の曲線と直線,カーブポイント2基を組み合わせて待避線付きの小判型エンドレスを床上に敷設しました.
 毎年のことで相も変わらず,小スペース小半径でのコンパクト走行を楽しめる車輛として,今回はカツミ製フリーCタンク蒸機の初代と二代目の2輛を抜擢.同社が16番参入時に登場させた,リアルささえ感じられる初代の南薩鉄道5号機タイプ,そして,車体構造が簡略化され,全体的に角張って少し大型になった二代目の面々です.2輛とも,おそらく車齢は軽く半世紀を越える“ご老体”ですが,前世紀の“逸品”たる縦型DV18Aモーターは今でも快調そのもの.
 同じく,我が鉄道では半世紀以上も稼働し続けている今井製作所製の2Aパワーパックから線路に通電し,まずは2輛ともに単機での前後進トライアルののち,2軸貨車3輛ずつを牽引して交互に走る本運転に臨みました.クチュクチュとせわしないロッドの動き,ガシャガシャと音を立てるベーカーカプラーとともに奏でるタタタ・タン・タン…と続く軽快なジョイントを,年越し来宅した2人の孫(長女の長女10歳と,次女の長男2歳)と一緒に至近距離,目の当たりにしながら,年末年始の10分間を楽しく,心穏やかに過ごした次第です.