2020-10

昨日の事は忘れても,昔のことは良く覚えている…… とよく言いますが,この記憶はすべて正確なものではなく,強く印象に残ったものが断片的に美化されている場合がほとんどで,ある一場面を覚えていても,その前後の記憶は飛んでいるというのが通例ではないでしょうか.
 この例で言いますと,寒い時期になると50年以上前に訪問した函館山線の記憶が蘇ってきます.前後の行程の記憶は定かではありませんが,主役を追った記憶よりも,移動時間や待ち時間の特に変哲のない場面が思い出されます.こんなことを思いながら,今回の運転会は小さな駅というより信号所でのローカル列車と貨物列車の交換風景を再現しました.
 ローカル列車といってもD51牽引の長距離各駅停車からDC単行運転の区間列車まで様々ですが,今回は後者とし,“キハ22単行”としました.貨物列車は,これもいろいろありますが,キハと雰囲気を合わせ9600+ワフとしました.年末・年始で貨物が無く,ワフの回送という設定です.
 運転は例年通り2019年12月31日23時45分にキハ22と9600をエンドレス線路で逆方向に発車させ,途中の信号所で貨物列車を停車させておいて,キハ22と交換後9600が発車という運転です.どちらの列車も低速走行としてゆっくりと移動する列車の姿を楽しみました.単純な運転ですが昔日の想いをオーバーラップさせていると,あっという間に時間が経過し,1月1日0時15分をもって,年越し運転終了としました.

運転時間:2019年12月31日23時45分~2020年1月
1日0時15分
運転形態:16.5㎜,1:80,DCC
運転車輛:キハ22,9600+ワフ