08-杉山鉄也-20190101

今回のお題は,ケルン市交通局 D毆ag GT6 Tram.
 断舎利がトレンディーな今日この頃ではあるものの,“ミニマリスト・持たない暮らし”の対極にあって,旧作旧製品キット部品果ては真鍮線の切れっ端まで後生大事に抱え込むのは,模型鉄の悲しい性(さが).年末の大掃除では,棚の肥やしと化した有象無象を何とかするようにと,家人からの厳しいお達し.
 しかして,棚の奥から這い出してきたこの電車,久方ぶりに火を入れてみれば,固化した油で車輪の回りがえらく渋い.掃除そっちのけで早速分解しようとすれど,なにせテキは40年前のプラ製品.樹脂部品が経年で脆くなっており,うっかり力をかけると欠けてしまう.腫れ物に触るようにして清掃・注油し,そーっと組立てれば,今日びの新製品とは違う往年の力強い(或いは騒々しい)走りが復活.
 例年通りエンドレスを敷きまわし,D毆ag Tramを走らせれば,小遣い遣り繰りして買い込んだ若き日の記憶が,鮮やかに蘇る…… ニンゲンは記憶するイキモノ.断舎利ついでに想い出までをも捨て去ってはいけません.
 かくして,2018年12月31日23時55分~2019年1月1日0時10分にかけての越年仕業は,無事に完了致しました.